大阪市中央公会堂(中之島公会堂)/西日本初の国指定重要文化財であるネオルネッサンス様式の外観が美しい歴史的建築物

名称 大阪市中央公会堂(中之島公会堂)
TEL 06-6208-2002
住所 大阪市北区中之島1丁目1番27号
営業時間 下記URL参照
定休日 下記URL参照
URL https://osaka-chuokokaido.jp/

2020年11月7日現在の情報です。

スタッフ訪問日誌

こんにちは!
家住楽気(やすらぎ)の酒井です。

さて、今回は西日本で初めて国の重要文化財にしてされたネオルネッサンス様式の大阪市中央公会堂(中之島公会堂)のご紹介です!


恐らく大阪市民であれば、ほとんどの方が目にしたことのあるレンガ造りの美しい外観の大阪市中央公会堂。
そんな大阪市中央公会堂も、2018年にめでたく開館100周年を迎えました!


木造建築の古民家とはまた違った重厚なレンガ造りの外観に圧倒されます!

鉄骨煉瓦造地上3階地下1階建ての公会堂は、ネオ・ルネッサンス様式を基調しながら、バロック的な壮大さを持ち合わせた意匠となっており、
細部にはセセッションを取り入れ、アーチ状の屋根と松岡壽氏によって天地開闢が描かれた特別室の天井画・壁画が特徴となっているそうです。
しかも、あとで触れますが、そんな文化的歴史的価値ある大阪市中央公会堂が、ひとりの大阪市民の寄附によって建築されたというから、また驚きですね!

重厚な外観に圧倒されていると、つい見逃してしまいそうなのがこちら!


科学・工芸・平和を象徴する女神「ミネルヴァ」と商業の神「メルクリウス」の像です!
実は、この2つの像、昭和18年、第二次世界大戦の際に金属回収によって撤去されていたんです。
今あるのは、平成14年に終えた保存・再生工事の際、竣工当時の状態に復元するため再現されたもの。
つまり、60年ほど不在だったので、私が小学校の写生会で書いた当時の大阪市中央公会堂にはこの2像はなかったってことなんです!

そんな2像のほかにも、立派な街頭が!


厳ついライオンのレリーフが中々かっこいい青銅色のまさにレトロ感あふれる街頭もまた見ものです!

もちろん外観も見事なのですが、内装も当時の雰囲気を残した造作になっております!


こちらは1階の鉄扉から入った先のホールです!
日本の建築物というよりは、もはや外国の建築物!
シックな雰囲気で人をお迎えする気品あるホールです!

そんなホールの奥には大集会室があります。
自由見学できないところなので、今回初めて中を拝見できました!


ご覧の通り!
集会室のレベルを通り越して、もはや劇場にしか見えません!
公式のHPの説明にも「ヘレンケラーやガガーリンなど数多くの各界著名人による講演会、国際的な一流アーティストによるオペラ、コンサートが行われた歴史あるホールです。」
とあるくらいなので。。。


広い空間だけではなく、その天井の高さにも圧倒されます!
モダンなシャンデリアや金箔に覆われた舞台縁、豪華なカーテンなど、細部に至るまで創建当時の姿にこだわっているそうで、なるほど納得です!

そんな大阪市中央公会堂、大集会室のように何かないと入ることのできないところもありますが、地下1階は自由見学フロアとなっていて、ここは本当に自由に見て回ることができるんです!


こちらは、大阪市中央公会堂の南側にある東入口という、何ともややこしい入口から入ったところのホールです!
建物外観のレンガ造りとは打って変わって、白いタイル張りの凛とした空気感のある静かな場所です。

そんなホールの階段の横にあるのがこちら。


エレベーターです。
そうです、エレベーターですねぇ。。。

って、
注目していただきたいのはエレベータの脇にあるこちらの方なんです!


何かの滑車のような機械。。。
実はこの機械、大阪市中央公会堂の創建当時に使用された昇降機の電動装置なんだそうです!
要するに昔に使われていたエレベーターの機械ってことですね。

創建当初の記述には「米国オーチスエレヴエーター會社製 電動力十馬力、速度一分間百五十尺、十人乗」と残されていたそうです。
1尺が約30cmなので、1分間に約45m進むくらいの性能ってことですね!

そんな文明の利器であるエレベーターの横には、何ともモダンな雰囲気の階段が!


凝った彫刻が施された太い主柱に赤いカーペット。
何ともモダンな雰囲気を漂わせる階段がその存在感を醸し出します!

しかも見上げればなんと!


四角い螺旋の階段になっているではないですか!
明るい天窓の光に吸い込まれそうな錯覚が起こる、何ともレトロな雰囲気のある良い階段です!

そんなエレベーターのあるホールから北へ向かう廊下を歩くと。。。


丸太。。。
何やら意味あり気な丸太が天井から吊り下げられています。


実はこの丸太、大阪市中央公会堂の創建当時に地盤強化と建築基礎として地中に埋め込まれていた
松杭なんだそうです!
億世の木杭が利用されるなんて、まさに時代を感じますね!

松杭からさらに西へ向かう廊下を歩くと、次に見えてくるのはこんなものでした!


昭和43年の50周年の際に大集会室に設置された緞帳で、「小鳥が来る街」と言う題名だそうです。


確かによく見ると空を飛ぶ鳥の柄があちこちに見受けられます。

そんな緞帳を眺めつつ突き当たりの廊下を右に曲がると明るい椅子が設置された休憩スペースのようなところに。


こちらの椅子、創建当初、大集会室で使用されていた椅子を当時のワニス塗り色調に復旧して保存用に移設されたものなんだそうです!
年季の入った木の質感がしっくりきますね!


同じ廊下を逆に歩いたところにあるレンガ作りの地中煙道です。
創建当時、石炭炊きの暖房を利用していたので、外部煙突に至るまでの煙道としてこのレンガ造りの煙道が利用されていたとか。
暖房器具ひとつとっても、その時代の工夫が凝らされているのが非常に興味深いところです!

今や大阪のシンボル的存在である大阪市中央公会堂。
そんな大阪市中央公会堂、実は一人の人物の寄付によって建てられました。


「義侠の相場師」「北浜の風雲児」と呼ばれた北浜の株式の仲買人、岩本栄之助氏がその人です。

大阪の代表として渡米実業団の一員の選ばれ渡米し、その時、アメリカの富豪が「公共事業に財を投じ遺産を慈善事業に寄付する。」と
いう行為に感銘を受け、帰国後、私財100万円(現在の価値に換算して50億円から100億円とされる)を大阪市に寄付し、1918年10月に竣工したのが、この大阪市中央公会堂です。

最後に、こちらは、展示室にて公開されている大阪市中央公会堂のレプリカです。
唐津工業高校の生徒さんたちによって制作されてもので、2018と2019年度の3年生計19人が2年間の歳月をかけて制作した力作です。
関西圏で唐津市の知名度アップを目指す観光協会が大阪市と交渉し、公会堂での展示が決まったそうです。

今はコロナの影響で、全国的にしんどいニュースが多い中、義を重んじ、世のため人のためその私財を惜しげもなく費やした
岩本栄之助氏の心意気を感じながら、この歴史的建造物を歩いてみるもの悪くないと思います。

以上、西日本初の国指定重要文化財であるネオルネッサンス様式の外観が美しい歴史的建築物、大阪市中央公会堂(中之島公会堂)のご紹介でした!

 

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